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❓海堡とは❓
明治から大正時代に東京湾の洋上に人工的に造成した島です。第一海堡から第三海堡まであり、現在上陸できるツアーがあるのは第二海堡のみです。
第一海堡
1881年8月に着工し、約9年かけて完成。千葉県富津沖合に位置し、現在も明治百年記念展望塔から見ることができます。
第二海堡
1889年に着工し、約15年かけて完成。千葉県富津沖合の浦賀水道と内湾に位置しています。第二次世界大戦中にはカノン砲や防空指揮所が設置されていました。現在は1977年から海上災害防止センターの消防演習所として利用されており、一般人は観光ツアー以外の渡航は禁止となっています。

第三海堡
1892年に着工し、約30年かけて完成。横須賀市観音崎沖に位置し、水深約40mに造成されました。完成から2年後1923年の関東大震災で全体の約1/3が水没し、復旧困難となり使用されなくなりました。現在は漁礁として利用されているようです。
❓第二海堡に上陸するには❓
横須賀や富津発着で各種ツアーが開催されています。
第二海堡のみのツアーもありますが、横須賀の猿島や三笠見学も併せたものも開催されています。人気で直前だと埋まっている場合もあるため、早めに予約はしましょう!時期によっては風向きや波の高さなどで開催困難なこともあるようです。夏は直射日光を遮るものがないため熱中症対策は必須です。
👀見どころ👀
●着船場前倉庫

●中央部砲塔観測台

高台にある観測台。当時は地下の指令室や通信室と共に利用されていたと考えられています。
●灯台

砲台跡に現在は高さ12mの第二海堡灯台があります。間近でみると迫力満点で海堡感がありますね!

●桜花章煉瓦

「桜花章」が刻印された煉瓦で発見されています。この発見により東京湾海堡は小菅の煉瓦製造所製煉瓦を使用していたと考えられています。第二海堡では14種類の刻印つきの煉瓦が見つかったようです。ツアーではそのうちのいくつかを見ることもできます。
●行きかう船舶

東京湾 浦賀水道を航海するコンテナ船や客船・タンカーなどをまじかで見ることもできます。その時々により行き交う船も異なるため見ごたえがありますね。
いかがだったでしょうか?普段立ち入ることができない歴史を感じる人工島。軍艦島とはまた違う廃墟感があります。一部写真を撮ることができない場所もあるので是非、訪れてみてはいかがでしょうか。


